小野登志郎のブログ

出版・ウェブの制作会社(株)小野プロダクション代表で、ノンフィクション・ライターの小野登志郎です。徒然にゆる~く書いていけたらと思ってます。

カテゴリ: 韓国関連

 2012年6月、ソウルの繁華街は活気に溢れていた。表向きの韓国経済は、絶好調に見える。サムソン、LGはソニー、パナソニックを引き離し世界の家電を牽引し、現代自動車、大宇自動車に代表される自動車産業も好調で、日本を追い越す勢いである。

 そうした躍進する韓国のイメージとは裏腹な現実が韓国にはある。それは、韓国社会に蔓延する極端なまでの格差である。

 韓流ドラマを見ていると若い恋人同士が高級レストランでワインを飲みながら食事する風景や、高級バーでのデートなどが頻繁に出てきて、これが韓国では普通のように受け止められているが、これはごくごく一部の富裕層の姿に過ぎない。多くの若者は貧困にあえいでいると言うのが現実だという。

 また、こうした若者の中には未来への希望を無くし、自殺に走る者も多くなっているとも聞く。韓国の若者を悩ます格差社会の現実とは何か。

 ソウルを訪れ、何人かの若者にインタビューすることで見えてきた韓国の現実の姿をリポートしてみたいと思う。そこには韓流ドラマが描く世界とは180度違う姿が浮かび上がってくる──。

 ソウルの表玄関ソウル駅の駅前広場には、昼間から所在なさげな人々が多くたむろする。歴史遺産として保存されている日本の東京駅を模した造りで知られる旧ソウル駅周辺。そこには昼間にもかかわらず、多くのホームレスが寝転んでいた。

 彼らは“発展する”韓国社会から落ちこぼれた人々で、その大半は人員整理された人や、廃業に追い込まれた中小企業の従業員だ。彼らは李明博大統領が推進した大企業優遇政策の犠牲者でもある。

 1997年、韓国を破綻の瀬戸際まで追い詰めたIMF危機は、IMFの援助と、国民の資金供出で、からくも回避された。そして復活した産業は、サムソンに代表されるように韓国モデルとして持てはやされている。しかし、その影に多くの切り捨てられた人々が呻吟していることもまた、事実なのである。

■韓国88万w世代~ホームレス予備軍となった若者貧困層

 韓国社会に少しでも分け入ると、大多数の青年がいつホームレスになってもおかしくない、いわゆるホームレス予備軍と化している現実を目にするという。

 韓国の非正規労働者の大半は青年層で占められている。そして、この青年のほとんどが現役大学生か、大学を中退、又は休学せざるを得なくなった学生なのである。彼らは月収が88万w、日本円で約6万円以下で生活する、いわゆる「88万w世代」と呼ばれている(最近では44万W世代も生まれているとも)。

 さらにその中でも地方からソウルに出てきた青年は家賃の負担が重くのしかかっている。彼らは、恋愛、結婚、出産を放棄した「三放世代」とも呼ばれている。そして、未来を描けなくなった彼らの中で自殺に走る若者も増えているとは先に書いた通りである。

 ところで韓国でも、サムソン、LG,現代、ロッテ、SKなどの大企業の初任給は約20万円で、日本と遜色ない水準だという。しかし、こうした大企業に就職できるのは、御三家と呼ばれるソウル大、高麗大、延世大など名門大学の卒業者に限られており、それ以外ではランク10番に入る大学がまあまあで、その他の大学の卒業生は大企業にはほとんど就職できない状況にあるという。

 また、韓国大学生は英語能力やIT能力などが厳しく要求される。これらは「スペック」と呼ばれ、学生達は在学中にこのスペック獲得に血道をあげるのだ。

 それだけではない。年々上がる学費と生活費のため、一部の富裕層を除いて大部分の学生が学費、生活費に悩まされているという。入学金までは親に出してもらうが、在学中の学費は自分で出すと言う学生が多い。そして、これらの学生の多くは、「スペック」獲得のため時間を取られアルバイトが出来ないので、いきおい学生ローンに頼らざるを得なくなる。韓国の銀行の多くはこうした学生ローンを行っている。

 しかし、その取立ては容赦が無い。1年生の時から借りると、3年生には返済しなければならないシステムである。そこでローンを組んだ学生は、ローン返済のため、スペック獲得を諦め、バイトに走らざるを得なくなる。はなはだしい場合は、一時休学して金を稼ぐ。そしてこれらの学生の多くが“落ちこぼれ”ていくのである。

 そうした学生ローンに悩み、学業を中断せざるを得なくなったある女性から話を聞いた。仮に名前をキム・ジョンスクさんとしておこう。彼女は、ソウルの中堅どころの西江大学の学生であった。西江大学は理工系の私立大学で今回の大統領選挙で有力候補となっている朴クネが卒業した大学として知られている。

 理想に燃えて入学したキムさんだったが、父を早くに亡くし母親の手で育てられ、さらにはすぐ下に弟もいることから、学費は自分で稼ぐという約束で大学に進学した。入学してからはバイトで授業料を捻出する予定だったが、西江大学の授業は厳しく、バイトに割ける時間はあまり無かったという。

 そこでキムさんは、学生ローンに手を出した。気がつけば借り入れをしたローンは10を超え、借り入れ総額は4000万w(日本円で約280万円)を超えていた。やがて返済に追われる日々が始まる。キムさんは泣く泣くスペック獲得を諦め、バイトに精を出すことになる。

 カフェのバイトから始まり、チラシ配り、「ペダル」と呼ばれる食事の配達や力仕事と、考えられるバイトは何でもやった。その成果もあり、学生ローンの借り入れは1000万wを切るまでになった。しかし気がつけば、年は27歳を越えていた。

 そして、身につけた「スペック」は皆無だった。結果として大学は中退、非正規労働者として働く以外道は無かった。彼女は今、残りの1000万wを返済するため非正規労働者として働く日々である。

 彼女の毎日は、掛け持ちバイトで朝から夜遅くまで働くことの繰り返しで、休日は疲れ果てて何もする気がしなく、家でゴロゴロしているだけであるという。もうすぐ26歳になる彼女は、親からの“結婚圧力”に煩わされている。

 しかし、彼女には恋人はおろか男友達さえいない。このまま結婚できずに30を超えてしまうのではと不安の日々を送っていた。
(つづく)

(有料メルマガ
http://www.mag2.com/m/0001552211.html に掲載した記事です)

 下記は、千葉龍平氏のツイッターでの発言であり、「サンケイスポーツ紙」が日本で初めて「ペク・チャンジュ氏は逮捕経験有りで、韓国の暴力団関係者」と報じた2010年5月29日前後のものです。

 


「2010年05月27日(木)

これからSMエンターティメント部の阿久津部長とショナイなミーティング一時間。 http://twitpic.com/1rew87
posted at 11:53:43

2010年05月28日(金)
皆さん、聞いたらアッと驚き、込み上げるような悲しさに包まれ、最後は怒り心頭に達する、重大な情報があります!!!!が、言えません。あしからず。
posted at 14:43:47
皆さん、聞いたらアッと驚き、込み上げるような悲しさに包まれ、最後は怒り心頭に達する重大な情報が、ありません。

posted at 14:51:03
悪ふざけでした。反省しますもう二度と、このような悪ふざけはしないようにしません。 posted at 14:58:58
いいえ、こちらこそごめんなさい。また、注意してくれてありがとう。立場上、普段怒られないから、調子に乗っていました。いま、猛省してます。また、あの言葉は全くなにかしらの事実にもとづく呟きではありません。心配かけて、重ね重ねすいませんでした。これを機会にツイッターを、見直してみます。
posted at 17:28:46

2010年05月30日(日)
はい、そうします。 そうします。そうします。おやすみなさい。RT @hirogurijj: @MAZINGER_DRAGON
ベク・チャンジェさんは韓国の暴力団と繋がりがあるので大変危険な人物なのでもっとちゃんと調べた方がいいです。
posted at 01:01:28
ざけてないよ。RT @ayuno0206: ざけんな# RT @MAZINGER_DRAGON: はい、そうします。
そうします。そうします。おやすみなさい。RT @hirogurijj: @MAZINGER_DRAGON
ベク・チャンジェさんは韓国の暴力団と繋がりがあるので大 posted at 01:16:25

2010年06月02日(水)
うん、ちゃんとね。僕らには責任と夢があるから。RT @hana8hana25: @MAZINGER_DRAGON
チョンジェスの黒い噂はまだ調査中ですか? posted at 23:47:45
必ずします。RT @lunalovehero: @MAZINGER_DRAGON 黒いものは…
粉や錠剤も含め、きちんと調査して下さいね(:_;) posted at 23:54:47

2010年06月03日(木)
言う通りです。RT @wakame0919: @MAZINGER_DRAGON
今更調査中っておかしくないですか?仕事を始める前に、十分に調査し、把握していなくてはならないことなのでは?副社長である千葉さんの考えを教えて下さい。
posted at 00:01:57
道徳にのっとって行動します。RT @namichi: @MAZINGER_DRAGON黒い噂が真実だったらどうしますか? posted」

 


「サンケイスポーツ」紙はおそらく、5月29日の「ペク・チャンジュ氏は暴力団関係者」との記事掲載前に、エイベックスに確認を取ったことと思われます。上記千葉氏の5月28日の発言は、報道が行われることを事前に知っての発言だったと推測できます。

 

「サンスポ」にエイベックスが「出ることがわかって、止めなかった」のか、「止めることができなかった」のか、または「あえて書かせた」のかはわかりませんが、千葉氏が前日には「サンスポ」の記事の内容を知っていたということでしょう。

 

「確認書」とは打って変わった千葉氏の、上場企業のナンバー2らしからぬふざけた調子のツイートは、いつもの手法ということのようです。ペク・チャンジュ氏関連だから、という訳ではないのかもしれません。

 

 とにかくこの後に、エイベックスによる「JJY」からのペク・チャンジュ氏排除の動きが開始されることになります。

 

また、下記は先の千葉氏「確認書」が提出された2010年8月29日前後の、同氏のツイッターでの発言です。

 

 

「2010年08月28日(土)
明後日から一泊で韓国、9月4日か二泊でロサンゼルスに急遽出張が入ってしまい、今日はエイネいけません(>人<;)明日は、行きます。ので、探さないで下され(o^^o)では、エイネ楽しんでね
posted at 13:51:09
@minya1999 うん、行くよ。二泊で、だけどね(>人<;) posted at 22:39:59

2010年09月08日(水)
ロサンゼルスから、昨日戻りましたが、時差ボケと疲労とたまった仕事に忙殺されてます。エイネ打ち上げレポートとロス土産、しばしお待ちを(>人<;)
posted at 09:58:16

2010年09月17日(金)
力足らずだった、ごめんなさい。そして、この様な悲しい結末が見え隠れしてから皆様に申し訳なくて、ツィッターで何かを呟く事さえ失礼だと思い辞めていました。彼らには何も罪はありません。ただ、彼らの選んだ人とは付き合う事が出来ないのです。そして、僕らはふられたのです。大好きな彼等から。
posted at 01:55:14
ふられた俺に、何故ふられたんだと言われても返答に戸惑いますが、僕に魅力がなかったからでしょうとしか答えようがありません。それ以上にベクさんに魅力があったのでしょう。悔しくせつないですが、皆さんの期待に答えられなくてごめんなさい。もっと、会社を男を磨いて頑張ります。
posted at 02:01:30
全ては、この件を担当した僕の力不足であり、見識の甘さであると反省し、また失恋の様なやるせなさを感じています。本当に、ごめんなさい。ただ、しつこい男のように東方神起の復活は諦めません。懲りずに努力は続けます。では、また。
すいませんでした。 posted at 02:09:03

2010年09月22日(水)
皆様、松浦は当社の社長だよ。だから、社長にからむのは分からないでもないけど、これは僕が任された問題なんだよ。社長から、何度も何度も本当にいいのか?と念をおされて、はい、僕に任せて下さい!と答えた、何回も。そして、その僕が社長に答えた事は、
posted at 00:04:52
皆様に理解されるのは、時間がかかりますが僕の進退をかけて、彼らの会社とはビジネスが出来ません、彼等の事は社長と同じく大好きなのですが、彼等が僕達を選んでくれなければ!と答えました。そして、難しいが正しい選択です。もう少し時間を待ちましょう。僕が、間違いなのか正しいのかを。
posted at 00:11:02
皆様の返信、全て読まさせて頂きました。会社人として、人間として、そして彼等のあの歌声がオヤジギャグが踊りが笑い声が、再復活出来るようにもっともっと深く考えます。また、ツイートします。おやすみなさい。
posted at 01:07:43」
 

 

 上記を読むと、当時のエイベックスサイドの混乱が容易に想像できます。

 

 また、前出千葉氏「確認書」末尾に「仮処分申請以後の3人の動きなどを見ると、早急に判決が下されずこの紛争が解決できない場合には、その3人はエスエムとの契約はむろん、弊社との契約も無視し、更なる二重契約を他社と締結するなど、深刻な法的紛争をもたらす恐れも多いと思われます。早急かつ賢明なご判断をお願い申し上げます」とありますが、それから今に至る、二年近くに及ぶ「深刻な法的紛争」。そして、それだけではない、表と裏での「深刻な紛争」が日韓にまたがって起こってしまうのは周知の事実です。

 

 まるで迷宮に入り込んでしまったような錯覚を覚える事態ですが、この「事態」、今後ともできる範囲で伝えていきたいと思っています。

下記「確認書」は、2010年8月29日に韓国のソウル中央地裁法廷民事第47部に、エイベックスの副社長千葉龍平氏によって提出されたものです。


②の続き

10.結局、弊社は2010.3.にベク・チャンジュ氏と協議の上、3人の独占マネジメント会社であるCJESエンタテインメントと、3人の日本活動に関する契約を別途締結することになりました。

 

11.しかし、弊社が3人と契約を締結しながらで恐れていたのは、仮処分決定が出たとしても3人がエスエム以外の事務所と契約を締結できるのか、すなわちエスエムと同じ地位の包括なおかつ独占的マネジメント契約を他の会社と締結できるのかということでした。これに対し、3人とベク・チャンジュ氏は全ての法務法人世宗の監修のもと、契約を締結しているので、全く問題ないと言っていたので、これを信頼し契約締結を進めました。

 

12.しかし、弊社は3人との契約締結後、韓国でのエムエスと3人の本訴が進むにつれ、仮処分決定では、3人とエスエム間の専属契約を無効として判断したことがない(世宗側が3人と弊社との契約を誘導するため、仮処分決定の趣旨を歪曲して通知していたと見られます)従って、依然としてエスエムとの専属契約は有効に存続している、そして仮処分決定で3人に許容されているのは個別活動だけであり、第3者と包括なおかつ独占的なマネジメント契約を締結するのは、一切許容していないことが明らかになりつつありました。それによって弊社が3人と締結したCJESとの契約はやはり問題があるのではという判断を致しました。

 

13.また、3人との契約締結後である2010.5.29.に日本の有力なスポーツ新聞であるサンケイスポーツなどで、3人の背後に暴力団と関連している人物がおり、彼がCJESのベク・チャンジュ代表ということ、彼は以前暴力団を動員し俳優のクォン・サンウ氏を脅迫していた人物という内容を報道しました。弊社では、3人の二重契約の可否と契約無効の可能性だけを恐れていたのですが、ベク・チャンジュ氏という人物に関してはただ業界人の一人と考えていたのですが、そのような報道がある限り、日本国内でも多くのファンを持っているクォン・サンウ次を脅迫していた人物であれば、日本国内で3人のイメージも墜落する可能性も高く、弊社の上場企業としてのコンプライアンス問題でもあるので、弊社なりにベク・チャンジュ氏の背景について調べてみました。韓国で報道された内容を確認し、韓国業界の関係者などにも確認しましたところ、ベク・チャンジュ氏が暴力団を使いクォン・サンウ氏に専属契約を強要し、私生活のことを暴露すると脅迫をしていた人物で、拘束起訴までされていた人物という事実を確認しました。

 

14.このような内容を受け、弊社は2010.6.3人とベク・チャンジュ氏に対し、弊社の上場企業としてのコンプライアンス問題とイメージ的にも深刻な問題になりかねないので、これ以上パートナーとして付き合っていけないとの内容を明確にし、ベク・チャンジュ氏とCJESエンタテインメントが外れてもらわない限り、3人との契約を破棄すると通知しました。これに対し、3人側からもベク・チャンジュ氏とCJESエンタテインメントを排除することを考慮してみるとの意志があったので、2010.7.23.に法務法人世宗のオフィスで3人との既存契約(CJESエンタテインメントと締結した契約)を解除し、改めて3人と直接契約について論議しました。その中で、世宗側は、中途解除によりベク・チャンジュ氏の逸失利益を勘案し、CJESエンタテインメントの得られるはずの利益を保全してもらえないか、もしくはベク・チャンジュ氏が指定するマネジメント会社に契約上の地位移転ができないかなど、弊社に打診があったのですが、如何なる要請も受け入れられないという弊社の意向を明確にしました。

 

15.弊社は日本国内において東方神起を新人の時からマネジメントしており、彼らが名実ともに日本最高のグループとして成功するまで支援してきました。これからも数え切れないほどの実績を作っていける底力を持っているにもかかわらず、変わらぬ誠実さで常に頑張っている東方神起メンバーを誰よりも心から応援しています。現在は、会社の売上や日本芸能界においての認知度、事業的な判断、日本のファン感情などを考慮し、仮処分決定にも拘わらず、仕方なく3人と直接契約を締結することとなりましたが、弊社としては、今までも今の東方神起を作りあげるために共に歩んできたエスエムエンタテインメントとの契約を通じて、東方神起の日本活動を展開するのが最善だと考えています。そのためには早急に3人とエスエムとの専属契約は有効という判決が下されることを、弊社は強く希望しています。そのような判決が下されれば、弊社はエスエムとの契約及び関係を通じて東方神起の日本国内での活動を今まで通り続けていく所存です。また、仮処分申請以後の3人の動きなどを見ると、早急に判決が下されずこの紛争が解決できない場合には、その3人はエスエムとの契約はむろん、弊社との契約も無視し、更なる二重契約を他社と締結するなど、深刻な法的紛争をもたらす恐れも多いと思われます。早急かつ賢明なご判断をお願い申し上げます。

 

 

2010829

 

AVEX Group Holdings Inc. 代表取締役 千葉龍平

 

ソウル中央地裁法廷 民事 第47部御中


(終わり)

 下記「確認書」は、2010年8月29日に韓国のソウル中央地裁法廷民事第47部に、エイベックスの副社長千葉龍平氏によって提出されたものです。


①の続き。

5.3人がエスエムを相手に仮処分申請を提議しましたが、日本活動はスケジュール通り進めていました。当時キム・ジェジュンとパク・ユチョンのユニット活動プロモーションが2009.8.から始まったのですが、エスエムとエスエム・ジャパンの協力のもと、全て無事に終えることができました。しかし、2009.10.27.に3人の独自活動を許すという内容の仮処分決定がおりてから、3人の態度が変わり始めました。

 

6.2009.11.4に3人の代理人と名乗る法務法人世宗から〝東方神起の専属契約効力停止決定に関するお知らせ〟という通知書が弊社宛に届きました。その通知書には①エイベックスとエスエム間の契約は期間が満了しているとの認識なので、エスエムはこれ以上3人の活動に関して契約を締結する権限がない。よってエスエムと契約を更新したとしてもそれは3人には法的な効力はない。②法廷でエスエムと3人間の専属契約は無効として認められる可能性が高いと思う。従ってエイベックスは③今後日本国内での活動に関して3人と直接契約を締結してほしい④3人がこれまで活動してきた部分に関して契約書および収入関係書類を世宗宛てに送付してほしい⑤現在及び今後東方神起の活動により、日本国内で発生した収益金の仲、3人に分配されるべき部分を3人に直接払ってほしいという内容でした。

7.これに対して弊社で回答を準備している間、世宗から2次通知書が2009.11.24に再度届きましたが、そこには①エスエムと3人間の専属契約は無効なので、直接自分たちと契約を締結しない限り、エイベックスの如何なる活動にも参加する義務はない②3人の不参加によって日本での活動が進めなくなる場合においても、それはエスエムがエイベックスに対し責任を持つだけで、3人はエイベックスとエスエムに対し如何なる法的責任も負わない。③従って自分たちと直接契約を締結しないと、今後エイベックスが企画している全ての東方神起の日本活動には参加しない④3人と直接契約が締結されない限り、エイベックスが主管する全ての3人の日本活動を保留とし、その事情を対外的に説明しろという強迫に近い語調の内容でした。

8.弊社の顧問弁護士に確認したところ、韓国での仮処分決定は、大韓民国国内でのみ効力を持っており、日本国内においてはエスエムとの東方神起関連契約を拘束あるいは制限するのではないという意見があったのです。世宗の主張とは違って、仮処分決定は弊社とエスエム間の契約に全く影響を及ぼせないので、エスエムとの契約は依然として有効という結論になりました。よって、弊社ではこのような考えをまとめ、二次通知書を受けとった翌日、世宗側に下記のような内容で、断る旨の回答を送りました。その内容はエイベックスとエスエム間の契約は、自動延長され有効に存続している。従って3人と直接契約する事は上記の契約に違反する事になるので、3人の要請には応じることができない。3人の関連契約書と収入関連書類は秘密維持義務により、3人に公開できない。3人の収益金についても、清算内訳の確認のため、直接3人がエスエムに来社するのであれば、エスエムは収益金を3人に支払うという内容を既に世宗側に通知していると聞いているので、エスエムに直接支払ってもらうようにと、3人からの要求を断りました。しかし、弊社としては、弊社売上げの相当な部分を占めている東方神起を、このまま諦めきれず、3人を説得し続け、2009年末の授賞式などの行事までには参加してくれるようお願いしました。さいわい、3人は参加してくれましたが、3人はエスエム側が提供する航空及び宿舎、マネジメントを拒否し、移動も別にするなど、気まずい雰囲気でスケジュールが行われたのです。

 

9.3人は、2009年の年末授賞式のスケジュール中にも、またその以後2010年初めまでずっと弊社と別途契約を締結してくれるよう要求し、これに応じない場合、今後のスケジュールには一切参加しないとの一点張りでした。その折、3人のマネージャーと名乗るベク・チャンジュという人物が常に表に出ていたのですが、彼曰く、自分が設立したCJESエンタテインメントが3人と現在専属契約を締結しているので、自分と日本国内での活動に関する契約を締結しない限り、3人の日本活動はできないと主張していました。彼はそう言いながら、3人の東方神起としての価値を考えた時に、多額の専属契約金を支給してもらわない限り、日本国内の他の会社と契約を締結するとまで言っていました。また、弊社との契約関係を無視し、日本国内の他のレコード会社と映像制作(DVD)に関する契約金を受け取り、海外で映像付き写真集の撮影まで行ったという事実も確認しました。このような状況の中でも、弊社は3人に対しエスエムとともに解決できる方法を模索してみるよう、ずっと3人を説得し続けましたが、3人は既にベク・チャンジュ氏と共にすることを決めたと言い、弊社の説得は受け入れなかったのです。弊社としては、これまで東方神起を日本で成功させるため投資してきた莫大な金員と支援、費やしてきた努力、今まさに東方神起は頂上の人気を得て収益を収められる時点ということを勘案した時に、また多数の東方神起ファンの心情を考えた時に、3人を絶対手放すことはできませんでした。しかも、法務法人世宗の2回にかけての内容証明で、3人とエスエム間の専属契約は無効と確認されているので、3人と直接契約を締結しない限りは日本で絶対活動をしないと脅迫していただけではなく、3人がベク・チャンジュ氏と既に包括専属契約を締結しているとの事実が明らかになったので、弊社としては3人と直接契約を締結せざるを得ないのかと悩みはじめました。その一方、約10年間築いてきたエスエムとのパートナー関係も、決して諦めきれないというビジネス的な立場があったので、時間を稼ぎながら、エスエムと3人間での合意を待っていました。しかし、3人が既にベク・チャンジュ氏と包括専属契約を締結し、事実上彼が3人の全てのマネジメント代行を行っていたため、全ての協議をベク・チャンジュ氏と進めざるを得なかったのです。


(つづく)

 

 下記「確認書」は、2010年8月29日に韓国のソウル中央地裁法廷民事第47部に、エイベックスの副社長千葉龍平氏によって提出されたものです。


 この「確認書」は、当方の厳正な調査によって「本物」であることを確認し、また、多数の人間を巻き込んだ社会問題として、報道すべき「公共性」「公益性」をそれぞれ充分満たしていると判断いたしましたので、ここに全文掲載することにいたします。

 

 

  確認書

 

1.弊社は、東方神起の日本国内でのマネジメントを独占的に受託している株式会社エイベックス・グループホールディングスです。株式会社エスエム・エンタテインメント(以下エスエムと言います)と東方神起の3人(キム・ジュンス、キム・ジェジュン、パク・ユチョン、以下3人と言います)間で現在まで続いている一連の訴訟過程において、弊社との関連事項について、その事実関係を明確にするために本確認書を作成する事になりました。

 

2.弊社は2004.9.にエスエムと東方神起の専属マネジメント委託契約を締結しました。東方神起以外にもBoA、TRAX、天上智喜、J-Minなどエスエム所属芸能人の日本国内専属マネジメント社として契約を締結し、特にBoAと東方神起が日本国内で成功を収める事により、弊社とエスエムはより強いパートナー関係を維持することができました。弊社は東方神起に関してエスエムと最初話し合いを始めた時に、エスエムが東方神起メンバーと13年間の契約期間を確保している状態という点をとても重視しました。すなわち、エスエムが13年間東方神起メンバーとの契約関係を維持するのであれば、日本でもその期間、安定的に芸能活動を持続する保証ができるということなので、弊社としては長期的な協力関係のもと、巨額の投資を決定することができたのです。これを受け、弊社はエスエムと、とりあえず5年間の期間を設定し、その以後は自動更新する内容で契約を締結しました。弊社が契約期間を5年に設定した理由は、既にエスエムが13年間の契約期間を確保しているのを確認したので、東方神起の実績などを再考しエスエムと収益配分率を調整する機会を作るためでもあり、日本芸能界の慣行上、特別な事情がない限り、一旦専属レコード会社乃至マネジメント社が決まれば、ほぼ永久的な専属関係を維持しているので、そのような専属契約を延長することが当然で、契約延長について何の疑いもありませんでした。BoAの場合も、最初の約定した期間は5年でしたが、最初の契約期間終了後、契約期間を更新してきました。従って、もし3人が提議した訴訟がなかったら、今はもちろんのこと、これからも弊社が東方神起の日本国内でのマネジメント社としての役割をしているはずだと思います。

 

3.弊社は2009年初め、既にエスエムとの契約が自動更新されることを相互確認し、これを前提とし、2009年の年末テレビ番組への出演及び2010年のファンイベント、ライブツアーのスケジュールまで全て協議、会場のブッキングまで一部済ました状況でした。そこで、3人が急に韓国にてエスエムを相手に仮処分の訴訟を提議したことを聞いたので、かなり戸惑いました。東方神起に対する多大な投資と支援を保証する代わりに、毎年6ヵ月以上は日本活動に主力するという要求事項を契約条件として追加していたので、東方神起が日本に進出してからは日本及び韓国でのスケジュール調整は弊社、エスエム、そしてエスエム・ジャパンなど3社が緊密に協議し進めてきており、東方神起各メンバーも体系的な日程管理に関して問題を提議することはなく、もっとたくさん活動をしていきたいという意欲を媒体のインタビューなどを通じて言っているなど、積極的でした。その他の待遇においても、東方神起のメンバーを5年間見守ってきましたが、エスエムに対し何の不満も持っていないように見えたので、尚更その状況が納得しづらかったです。

 

4.但し、東方神起メンバー中、ジュンス、ユチョン、ジェジュン3人の動きの不審な兆しは、2009.5.頃、Crebeau化粧品に関連した日本のファンからのクレームにより認知されることになります。弊社マネジメント担当者から2009.5.頃、ファンからカスタマセンターにCrebeau化粧品関連のクレームが入ったとの報告を受けました。当時、東方神起の日本ライブ期間中でしたが、パク・ユチョンの母親が福岡公演後、化粧品をファンに直接販売する予定だとか、化粧品購買者を対象とする3人のファンイベントなどが企画されているのに東方神起を管理する会社はどうしてそれを放置しているのかという内容でした。上記のような、ファンのクレーム内容は、実際に3人の具体的な関与度とは関係なく、事実であることが判明しました。直ちに該当広告などが撤去されるなどの措置がありました。但し、3人がCrebeau化粧品とどのような関係があるかについて、エスエムはもちろん弊社には全く知らせていない状態だったので、それに関して具体的な内容が把握できない限り、今後再発する恐れがあることはもちろん、所属アーティストが任意で自分の氏名と名誉を掲げて事業を行うことは、パブリシティーの管理が徹底化している日本の芸能システム上では想像もできないことなので、化粧品事業に関する詳細を調整する必要がありました。弊社はエスエムとエスエム・ジャパンの南社長などにこのクレーム内容をお伝えし、事実確認を要請しました。その後、エスエムではCrebeau化粧品に関連し3人と論議を交わしている中、3人側が2009.7.に仮処分を提議したことを聞きました。


(つづく)

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