また認知症の話です。

 現在、60歳前後を境に低年齢層に比較して薬剤数が増加し、75歳以上はさらに多い傾向がある。

 高齢者は、薬物有害事象によって、ふらつき、転倒、食欲低下、便秘、抑うつ、認知機能低下といった老年症候群が生じることがある。

 投薬される薬剤数が5種類以上になると転倒が増加するという研究結果もあります。(久保 明人 認知症状消失相談センター)

 日本老年医学会総会の会長を務める東北大学の佐々木英忠名誉教授も、学術集会の講演の中で、「不適切な向精神薬や抗精神病薬が作り出す認知症がある」と指摘しています。

 自分の身体に問題があるから、多剤となってしまう。しかし、そのせいで、なんて言われても、困りますよね。

 この辺の分野は、より研究が進むことによって、対処の仕方が変わってくるかもしれませんね。