小野登志郎のブログ

出版・ウェブの制作会社(株)小野プロダクション代表で、ノンフィクション・ライターの小野登志郎です。徒然にゆる~く書いていけたらと思ってます。

2013年03月

 自民党支持者からの受けが良い小泉進次郎。


「若いのに、気配りは抜群ですよ。進次郎さんに応援に来てもらうのと、貰わないのでは結果が大違いですよ。進次郎さんは10年後の総理ですよ。うちの先生も進次郎さんについていって将来の閣僚を目指してもらいたいものだ」(自民党若手議員の支持者)


 小泉進次郎の選挙における人気は凄まじい。彼の応援を受けた候補者は高い確率で当選するとあっては自民党関係者の間で人気が高まるのも無理のないところだ。小泉進次郎は最近、従兄弟がホストクラブ経営者であることが『週刊文春』なので採り上げられたが、ダメージを受けるどころかかすり傷でさえなかったようである。小泉家は元々侠客(=ヤクザ)の血を引いていると報じられているが、父親の小泉純一郎元首相は血の気が多く政界の変人などとも呼ばれていた。しかし、息子の方はいたってまともな常識人であるようだ。


「進次郎は応援に行くかどうかは相手を見て決めるよ。この相手が自分にとって如何なる意味があるかが判断の基準だ。まあ、爺たちがいくら要請しても、なんだかんだと理由をつけて、断っている。進次郎が狙っているのは10年後の総理だから、10年後に政界に入るかどうか判らないやつらは相手にするはずもない」(某自民党議員の秘書)


 小泉進次郎は自民党の青年局長である。その立場上、選挙の応援に行くのは青年局関係が多いのは当然だが、その場合でも相手の人物をよく値踏みして行動に踏み切るという。値踏みするとは、応援する相手が10年後の自分の総理大臣への道で役に立つかどうかということである。つまり彼の場合選挙の応援一つとっても10年後を見据えて行っているというのである。


「小泉進次郎の行動を見ていると、前中国最高指導者の胡錦涛を思い出す。胡錦涛は20年くらいかけて共産主義青年団の中から人材を養成し中央に送り込んだ。進次郎は今、自民党青年部の部長だろう。その地位を利用して、自分の勢力を造りつつある段階だが、これが成功すれば自民党内で侮れない勢力となることは間違いないだろう。あくまで推測だが新次郎は胡錦涛の共青(中国共産主義青年団)を足がかりに権力の頂点まで上りつめた胡錦涛の軌跡を勉強したのではないかと錯覚に捉われることがある」(中国通の民主党関係者)


 この中国通の民主党関係者は、小泉進次郎が最近引退したばかりの中国最高指導者胡錦涛の姿をダブルという。胡錦涛は中国共産党の青年組織である共産主義青年団の中に強固な人脈を築きそれを自己の権力基盤としてのし上がっていった人物である。自民党と中国共産党には意外なことだが共通点がないとはいえない。その第一は派閥の存在と内部の熾烈な権力闘争である。自民党も歴史を辿れば派閥抗争の歴史だった。80年代までは田中派とその系譜を引く経世会の天下だったが、90年代後半からはの天下となった。かつての自民党と同じように、中国共産党はその権力維持に躍起となってきた。「その中国共産党が最も研究したのは、他でもない日本の自民党だった」(前出中国通の民主党関係者)。


 自民党は長老たちの政党であり、従来、青年部などというものが党内で省みられることはほとんどなかった。しかし、時代は変わった。小泉進次郎の慧眼は青年部に目をつけたことかもしれない。ここには長老達の影響があまり及ばず自己の勢力を形成するのには持ってこいの場であるようだ。小泉進次郎が主催する青年局の昼食会には80人以上の議員が参加する。見方によってはこれは小泉進次郎の派閥の昼食会と言える。民主党の中国通が指摘したように進次郎が10年後を睨んで、青年部の取り纏めをすることを、胡錦涛と共産主義青年団との関係に学んだのではないかという推測もあながち外れたものではない。


 小泉進次郎の総理総裁への道は始まったばかりだが、つくづく要注目である人物である。

 ここ数年、結構テレビの報道関係者と仕事をしたり、話をすることが多い。そんな時、下記のような話を聞くことがしょっちゅうある。
 


「せっかく、大麻栽培している部屋まで入れてもらい撮影までできたんだけど、局のCP(チーフプロデユ―サー)に報告すると『逮捕されるところまで撮れるか。それが撮れなきゃ放送は無理だな。もし撮れるならやってもいいけど』って言うんだよ。はっきりとはいわないけど、通報して警察が踏み込むところまで撮影しろと言ってるのと同じじゃん。そんなこと出来る訳ないじゃない。取材させて繰られ人間に仁義があるんだから。せっかくちょっとしたスクープなのに……。コンプライアンスかなんか知らないけど、局はスクープ映像なんていらないのかな。それにしても、通報を暗に勧めるなんて、こっちは警察の手先じゃねえってんだ」(某民放キー局報道局と関係を持つフリーのディレクター)


 テレビ報道の現場では、こうしたフリーのディレクターからの売り込みが行われているのだが、最近のカメラの進歩で一人でカメラを持ってスクープを狙い、それを局に売り込むというようなことが可能になっている。例えば北朝鮮の報道などでよく報道される内部映像などがそれだ。テレビ局の局員には内規があり、危険地域には行けない。要するにフリーなら何が起こっても問題なし。だからこうしたシステムが成り立つわけである。それは、海外取材だけでなく、国内でも同じだ。世間では時に巻き上がる社員だけ安全地帯にいやがって、などと言った不満をフリーが言うことはあまり聞いたことがない。「社員とフリー、立場の違いだ」というだけのこと。しかし、そうしたフリーのディレクターの前にさえ立ちふさがってきているのがコンプライアンスの壁だ。


「犯人とあまりに距離が近すぎる映像は、問題視されるのです。例えば大麻栽培の現場の映像を撮影したとします。そうした犯罪の現場に入って撮影したのなら、なぜ通報しなかったのか、犯人とグルなのではないか、と視聴者に指摘されるのが怖いのです。そうした危険性が少しでもあったら、そういう映像が放送されることはありません」(民放キー局報道局プロデュ―サー)


 一言「グルじゃねぇよ」と言い返せばいいだけのことじゃないか。そう思うが、そうもいかないのが「公共電波」の弱いところか。

 昨今、コンプライアンス順守が言われて久しいが、テレビ局の犯罪関係の報道は警察の広報かと見間違うかのようである。今に始まったことではないが、「警視庁24時」など警察の協力なしには出来ない番組の見返りかどうかなのかは知らないけれど、テレビ局と警察の癒着とでも言うような関係が続いている。


「数年前、テレビ局が番組の中で指名手配犯の通報を呼びかけたことがあった。番組を見た視聴者が『それらしいのがいる』と通報したら、それがビンゴだったんだ。これで犯人が捕まったんだが、その番組のプロデューサーは自分達の番組のおかげで犯人が捕まったと自慢していた。当たり前のことで、自慢するようなことなのかね。自分が警察のイヌであることを自慢するようなものじゃないか。視聴率のためなら何でもするということなんだろうけど、いくらなんでもやりすぎじゃないのか。マスコミはそもそも権力のチェックを行うことが一つの使命だろう。それが権力のお先棒を担ぐなんて」(民放キー局の40歳代のディレクター)


 テレビの報道番組で警察の取締りに同行するものがよくある。これはもちろん警察の事前の誘導で取材班がスタンバイして行うものである。だから警察に都合の悪い部分はけっして放送されることはない。画面に映し出される場面では警察は正義の味方のように振舞っているシーンのみが放送される。そもそも警察のお膳立てで行われるわけだから警察に都合の悪い場面など出てくるはずもない。


「警察に都合の悪いことを放送して、警察当局に睨まれたら記者クラブから排除されかねない。そうしたら、警察関係の取材はほとんど不可能になる。そんなリスクを局が許すはずもないし、またそういうことをされたら俺達が困るんだよ。警察は警視庁記者クラブを通してテレビ局をコントロールしている。抜いた、抜かれたというのはテレビの報道ではほとんどありえないことなんだよ」(民放キー局社会部記者)


 日テレ、TBS、フジテレビ、テレ朝の民放4局が放送している夕方のニュースでは事件報道は時に金太郎アメのように皆同じである場合が多い。「テレビ局の報道局は独自取材でスクープを取ろうというような“気概”は全くないのが現状です」(若いテレビ局報道記者)と言う向きもある。



 日夜駆けずりまわってせっかく貴重な映像を撮ったのにボツとなった……。そんな話も聞いたことがある。個人的な感慨でしかないが、若いやる気のある記者やフリーの記者と、上との意見が一致していないようにも感じる。とにかく現場に巻き起こる不平不満は、ほとんど恒常的な出来事となっているだろう。

 どうしようと思っているんだろうか、テレビ局の報道を。今後、新聞や雑誌もそんなことになっていくのではないかと危惧もしている。

 

 

 小野登志郎です。
 
 なぜか、アノ木越優さんの登場です。東方神起ユンホのお父さんと仲良しの木越さんが、わたしのメルマガに登場したからといって、裏読みは無しでお願いします。別に木越さんもわたしも、双方、節は曲げておりません(笑)。

 いつか落ち着いたら、ゆっくり対談して公開できたらなあ、と思っています。


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2. 【北米からの手紙】(内藤茗)  
3. 【脱・台湾親日論の彼方へ】(松野幸志)
4. 【逃げるが果報】(横山茂彦)
  戦国三大合戦を生き抜いた一族の興亡史  
  第六章 小田原評定
5. 【オムニバス小説 あわいの小骨】(伊藤螺子) 
6. 【横山茂彦の「NHK大河ドラマ八重の桜 勝手に論評・出しゃばり解説」】
    「蛤御門の戦い」3月24日放送分(3月30日再放送)
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1. 【腰砕けとなったか!? 警察の“伝家の宝刀”暴排条例』(大朋理人)     
2. 【北米からの手紙】(内藤茗)
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3. 【脱・台湾親日論の彼方へ】(松野幸志)
    ■閉塞感を感じる台湾の若者たち
   「この国は俺には小さすぎる」
   「台湾は仕事自体はあるが、選択肢が少ない」
4. 【逃げるが果報】(横山茂彦)
  戦国三大合戦を生き抜いた一族の興亡史  
  第五章 信州川中島
5. 【オムニバス小説 あわいの小骨】(伊藤螺子) 
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  「守護職を討て」3月17日放送分(3月23日再放送)
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